Romanticism

バンギャと若手俳優追っかけと二足のわらじ

俳優と無形財

好きな俳優の舞台じゃない仕事のイベントに行ってきた。
畑違いで頑張ってたよ、うん頑張ってた。
 
舞台じゃない、ということで応援している俳優がバレバレになる気もするけど、今年始まった「ゲームアプリの声のお仕事」の単発イベントへ。麺、声優、俳優×2という(わたしにとっては)とんでもない編成。
 
活休中の某バンドのボーカルが、決して音響の良いとは言えないカラオケで歌うのを、思いがけず最前で見るという悲しみ。友人と軽く咲いて遊んだ。初期音源も実家にいくつかあるよ。高校の時カラオケでもよく歌ってたよ。
声優さんも数年前のわたしに「素敵な終わらない夏をありがとうございました」的な。深夜に見たことのない景色見せてもらってた。実は、広義の追っかけという趣味に足を突っ込んだのは、声優業界からだったり。サンシャイン通りをもの凄い速度で歩いてほぼ毎週イベントに行ってた中学生だった。
そんなこんなでこう懐かしいにおいがするなか、所謂ところの今の「推し」がいるという状況。…しんどい。タイムトリップしたのかと思った。ライブ以外で普段やらない飲んでから観に行って正解。
 
色んなことさせられて大変な現場だなと思った。1時間半のイベントで収録時の小ネタトーク、シチュエーション台詞読み、アテレコ朗読劇、声当てクイズ、シチュエーション再現…お疲れ、ほんとお疲れ。
本業じゃないから、ゲーム内では「なーんで俳優をこういうのにキャスティングするかな…幸せになれない」という感じだったけど、生で見る分にはまあ及第点。ただ、目当ての俳優を差し置いて、やはり人気声優は格が違うなと思ったのも事実。イベント慣れし過ぎ。盛り上げ、公開アテレコでのファンサービスのどれを取ってもピカイチ。
大丈夫、そういうのは求めてないよ。紺のセットアップに黒インナーの裾出し、白のサンダルという意味わからない服の君が好きだよ。髪の毛もなぜか結んで出てくるという。なんでそんなに無理やり髪の毛結んでもらった???
 
課金アプリゲーム自体が未開拓だから客層にも興味があった。ゲームシリーズのファン、キャラのファン、中の人のファン。舞台も俳優のファン、作品のファン、演出家始め作り手のファン等々あるけど、それよりよりごちゃごちゃしていた印象。
アプリゲーム初心者なので、勉強のためにある程度は課金もしているんだけど、期間限定イベント始まった瞬間から全ENDとか猛者たちも多くてとても感動する。無形財につぎ込む熱意は理解できなくないけど、際限ないよね。
 
今回同行してもらった別ゲームに課金している友人いわく、短期消費が想定されているからこそ課金のさせ方も色々あるとのこと。だからこそ制作サイドによる特定キャラの贔屓であったり、コンテンツの私物化とかで炎上すると。ふむふむ。同時にコンテンツの多角化も多いから、そこから派生して推しが巻き込まれて消費されるうちに、こちら側が消費させられる感がすごい。色んなビジネスモデルがあるね。推している俳優のキャラは未配信だから、今はこんな感じだけど、次は我が身かも。
 
数年ぶりの秋葉原は面白かった。