Romanticism

バンギャと若手俳優追っかけと二足のわらじ

コンテンツの長期化と葛藤

台風を恐れながら、某球技漫画の夜公演の観劇へ。隠そうとしても隠れないかなと思ったので、上記のような書き方にしている。運休遅延が多くて、最弱と名高い某私鉄利用でもほぼ定刻通りで無事に帰って来られた。見くびってたよ、申し訳ない!

この作品に応援してる某俳優くんは出ていないけど、初演からずーっと複数観劇している。きっかけは、とある役にその「推し」がキャスティングされないかなと、願っていたから。出ていないと述べている通り、残念ながらキャスティングされなかったけれども。結果的に言えば、身長もわりと原作になぞらえていたから、配役された方と10センチの差があった。勝手に期待して、これも申し訳ない。それはともかく、原作も読んでいたから初演を観に行って、舞台でこういう表現方法もあるのかと学べて面白かった。心動かされるような音楽も良い。動きの美しさに目を奪われる役者さんもいて。2年間通ってきた。

その新作。今日がとても怖かった。前作から間髪入れずに一部だけキャスト変更があったから。今まで取り入れていなかった女性キャストを登用し始めたから。前作が役者たちを酷使するような演出の3幕構成だったから。理由は色々ある。ただ、一番は自分がこれから足を運び続けるか、ここで決まると思ったから。観て来た感想は、モヤモヤして特定の部分は消化出来ないと思った反面、新たに引き込まれるところや、初演から好きで今も変わっていないところもあって、多少文句を言いながらも、これからも通うんだろうなというのが正直なところ。作品全体で考えれば、多少映像演出に頼りすぎなところもあったけど、フォーメーションダンスもそれぞれ上手く出来ていて良かったと思う。背の高い青年たちがアクロバットしたり身体動かしたらやっぱりとても見栄えが良い。

ここでようやく本題。あるコンテンツを長期化するにあたって、「変化」が不可避なことは分かっている。それでも、自分の中では全然消化しきれない気持ちと、今まで通り乗っかり続けたいという気持ちで勝手に葛藤してる。仔細は違えどこれまでに何度も同じような経験もしてきて、受け入れず「拒絶する」方が、圧倒的に楽というのもわかってる。ただ、それでもどこか縋っていたいという気持ちもあって、受容しようとすることもある。そもそも苦しくてモヤモヤするなら行かなきゃ良いのにね笑 分かってるのになかなか踏ん切りがつかない。思考を止めて拒絶するか、妥協点を見出して新しいものを受容していくか。自分の人生なら、現状維持か変化かという2択が多いのに、コンテンツに関しては、自分があくまで消費者だから、拒絶か、現状維持のために変化を受け入れるかになってどうも難しい。

この作品については、来週前楽にも行くので、また思うところは変わるかもしれない。全面肯定になっていたら流石に自分を笑う。