Romanticism

バンギャと若手俳優追っかけと二足のわらじ

コラージュ観劇の都合のよさ

先週の宣言通り前楽を観てきた。
終わってから6時間飲んでいたから、一体何をしに行ったんだか。でも好き放題言いながら飲むお酒って最高じゃん!!!(某ミュージカルの最低なオマージュ。テンションの振り切れを表しているのであって、決して馬鹿にはしてない。あれはわたしの原点)

アリーナ前列(5列目以内)センターで、観たくないものは排除して好きなものだけ観るようにしていたから、この前よりかなり楽しめた。千秋楽直前に演者同士が炎上した話とか、それを別の演者がSNSでいいねしちゃった話とか、上演中に左隣と真後ろからタイミングの悪い笑いや話し声がしていたり、特定の演者に対する演技面での文句だったり、一つひとつをわーわー言っても仕方ないからそれはいいや。ただもし次も出るなら、何人かは本気で滑舌をどうにかしてよね。役者なんだからそこは妥協しないでくれ。

2回目の観劇でようやく今回の自分のモヤモヤ感の原因もわかった気がした。脚本が薄っぺらい。毎公演、心に響く台詞というか、感情を推し量ってこみ上げるものがいくつかあった。でも今回に関して言えば、記憶に残った台詞がほとんどない。今までが完璧だったかといえば、多分そうではないと思う。でも単純に質が下がったなと。

とはいえ、総合的に考えれば、やっぱり音楽やフォーメーションは嫌いになれないし、自分なりに「上手く」観る方法を見つけたから、それでやりくり。今回の作品での目当てに(することに)した演者も若干燃えやすそうだけれど、動きに目を奪われるから、良かった。気付くと視線がそこにあるのが悔しい一方で安心した。各チームでなるべくそういう演者を見るようにして、いそいそと楽しむというなんとも不思議な観劇をしていた。切貼りのようにしていたから標題をコラージュとしてみた。