Romanticism

バンギャと若手俳優追っかけと二足のわらじ

舞台?にノーマークノーガードで臨んだ

結果、最前で推しと苦笑し合う。
舞台上で女優さんの横、バンドの前で曲にどうノるかちょっと戸惑っている俳優某くんと目が合って苦笑い。たった一曲4分であんなにやりずらいのは初めて。こちらも立たされてたからいるのが目の前過ぎて、自分もとりあえず手拍子してるけど、双方から一挙一動を監視出来る環境という居心地の悪さ。

むしろ最前で入って本当に申し訳なかった…!!!
でもこの最前は本当に偶然なんだ。前日に発券したときのわたしの動揺といったら。

そして何に対してノーマークノーガードだったかというと、作品に対する想定。
旗揚げ公演というから「座長による」までは理解できる。誤算だったのは、座長による「座長のための」コンサート(+劇)だったこと。朗読劇と歌、ダンスを匂わされたら、まさかそれがソロコンサート寄りだとは思わないじゃない。ミュージカル?朗読劇?どっち?って思ってた。バンドもいて、歌うのは9割方座長たる女優さんのみ。更にその楽曲が話の筋とあまり合っていない歌詞で、観ながらしきりに???と。結果から言うと、その女優さんの持ち歌だったらしい。勉強不足ですみません。某くんも途中でコーラス入ったりしてたけど、まともに(女優さんと)歌ったのは1曲だったと思う。まあ歌の子じゃないから良いんだけど。

不満ではなくて、ただ純粋にびっくりしたという感情が勝ってる。座長さんが「わたしも戸惑いながらやってますが、観てる皆さんはもっと戸惑ったと思います」とカーテンコールを始めた時は流石にポカーン。まじか。役者の戸惑いではなく、脚本に役者の落とし込みを乗せた作品全体に対してチケット代を払って観に来た、はず。

そんな中でもファンの欲目は健在な訳で。ここで俳優某くんの良かったところをいくつか。

  • 朗読をしていてマイクに息継ぎがあまり入らない

冒頭俳優某くんの語りが数分間から始まる。その時はいつも通りだから全然気にならなかったんだけれど、他の演者さんたちの吐息、というか呼吸の拾いがすごくて、あれ?もしかして某くんってすごいの?って思った。朗読っぽい演出にも慣れているのもあるけど、聞き手の耳に内容が入ってくるように読みつつ、よく見ると表情豊かなのが良い。

  • 座長さんの持ち歌を密かに1曲歌い切る

どうやってノるかちゃんと決めてなかったからなのか、動きはグダグダだったけど、演者で唯一歌詞をずーっと歌ってた。某J事務所の共演者さんと絡もうとして2人で失敗してたのも見えたけど。そこは公演中にちゃんと打ち合わせてください。でもそうやってさりげなくきちんと自分で事前準備してるところが好きだ。

今年は出演作品の当たり外れが例年以上に激しい年だった。そういう意味では幅広い作品に出ているということでありがたいことなのかも。観劇やライブは年末まで続くけど、俳優某くんの仕事は一応見納め!