Romanticism

バンギャと若手俳優追っかけと二足のわらじ

線か面でお願いしたい

原石ショー観てきた。
数年ぶりのあの子と、5年ぶりのあの人を観に*1。彼らは良かった。相変わらずの安定感。歌って踊って上手く煽って器用の塊だなあと。テーマ曲っぽいダンスだと基本的に前列にいるので、眼福。あんな風に自分もダンスの表現ができたら楽しいだろうなという気持ちにしてくれる。色んなジャンルのダンスが見られて楽しかった。

 

 

※以下、この作品全体が「楽しかった」という方とは相容れない内容だと思うので、自己責任で読んでいただきたい。

 

 

 


作品に対して事前に期待すると、結構な割合でがっかりするんだけど、期待値以上にそもそも作品に対して合う合わないがあるなあと今回ばかりは実感した。まあ単に自分がターゲット層ではなかったんだと思う。
個々の出演者の「動き」や「歌」に関する能力は高くて、個々のダンスシーンにはとても惹きつけられる。し、役者が体張ってるなあというのも感じた。でもそこに作品としての繋がりを一切求めたのがいけなかった。点をものすごくいっぱい広げて「これが宇宙です!」と言われる感じ。そのことを全然知らなくて、終わって精神的にぐったりしてしまった。確かに点である「星」は綺麗なんだけど、作品を通してたくさんの点ではなくて、線や面がみたかった。
端的に言うなら、高い、長い、疲れた。日替わりシーンがただただ長くてぐだぐだでつまらないのと、2幕で1幕のリミックスが始まった瞬間に帰りたいと思った。なぜTシャツ姿で同じ曲を演者全員で歌うのかさっぱり理解が出来ず…。

あとは正直なところ始まる前からこう、客層がなんだか違うなと違和感があった。作品を観てその直感が当たってしまったことへの衝撃も大きい。座席から周りを見渡す限りもっさりもっさりしていて呆然としていた。あれだけ若手俳優しか出なくて、若手俳優好きです!みたいな所謂だったり、おっ!と思うような素敵な人が1割もいない現場とか2.5作品以外でもあるんだなと。自分のことを棚に上げてもっさりとか言って申し訳ないけど、せめてもで身なりは整えていくので。自己満だとしても好きな俳優が出る作品には着飾って行きたくな、い…?

俳優某くんが出てても毎年1本は観て後悔する作品があるんだけど、まさかこの作品でこんなに自分が悶々すると思わなかったからびっくりした。

*1:俳優某くん絡みで昔舞台とかイベントとか行ってた