Romanticism

バンギャと若手俳優追っかけと二足のわらじ

孤独と音楽

雪組「ファントム」観劇。
予定にはなかったのだけれど、色々あって急遽週末は日比谷へ。やっぱり2階前列見やすい。座席に選択肢がある時は、あれくらいの距離がちょうど良いかも。とか言って、来月あたりやっぱ近い方が迫力があって最高〜!とか言ってたら笑ってほしい。星組は結構前で観る予定だったりする。

そして感想。歌が!!!歌が素晴らしい。
事前情報はあったにしても、トップコンビの抜群の歌唱力には圧倒された。もうずーっとエリックとクリスティーヌのレッスンシーンでも良いもの。耳が、耳が幸せ。あそこまでの歌唱力でトップコンビが降臨していると、耳が肥えて上手いの基準が上がってしまうわ!
天使の歌声と言われると、普通ちょっと笑いたくなるけど、「そうですね!そう思います!!!」と何度も全力で頷きたくなる。何よりすごいなと思ったのは、歌が上手い人が「歌が上手くなっていく過程の歌い方ができる」ということ。Melodie De ParisとThe Bistroの中でヒロインパートに同じ歌詞があるのに、雰囲気が違う。上手く表現できないけど、歌で役自体の成長を演じてた。そして高音が美しい。女性の高音ってキンキンして聞こえるから苦手なんだけれど、全くそれを感じなくて、終始心地良かった。ここが天国。
トップさんも前述の通りもちろん歌も素敵なんだけれど(初っ端からHear My Tragic Taleで射止められている)、同じくらい自然な芝居が印象的だった。ただ子どものように愛を求める姿と倫理観念がない部分を自然に共存出来る演技がすごい。観客でいようと努めていても、気付いたらエリックに感情移入しているから、クリスティーヌの行動の理解が出来なくて本気で憤ってしまう。愛せると思ったのになぜ逃げてしまうのか。
ダンスはクラシック調を想像していたら、現代的なピシッとした感じの振り付けも多くて意外だった。意外な方が後々まで印象に残るし、クセになる。
あ、あとエリックに1つだけツッコミたいことがあったんだ。貴方、随分ワードローブ派手ね。地下でひっそり生きてきた割によそ行き加減全開なのと、クリスティーヌに逃げられた後に着替えてるのは、流石に笑っていいんだよね?紺のキラキラが1番好みで、青と紫のセットアップも好きで、緑のは許容範囲、赤いのは、赤いのだけは同色のロングブーツとの組み合わせでOh...てなった。

宝塚、深くて面白い。
実は、年末に友の会の入会申し込みしてまして。ようやくカードも届いて、今月から会員に。お友達になってくれない、というのは目にしていたから、覚悟しつつ。申し込みして結果出てるのは少ないものの、確かに他ジャンルFCを複数掛け持ちしていた身からすると、公式FCとは?と言いたくもなる打率の低さかも。一方で、先行の頻度の多さには驚いた。毎月こんなに抽選してくれるの?申し込んでそわそわ、結果見てしょんぼり、と一喜一憂している。節目節目で自分の当選確率出すのも面白いかな、なんて。プレイガイド等の先行も合わせると、宝塚ファンの皆様は、毎月とてもお忙しいということはよく理解した。一応、各種先行と交換を駆使すれば、本公演については、本気出せば遠征なしでも自力で取れるかな?という印象。当たる席にもよるのだろうけれども。そのうちゆるっと結果まとめよう。

年明けから2月半ばまで、毎週観劇やら参戦の予定を入れられていて良いペース。