Romanticism

バンギャと若手俳優追っかけと二足のわらじ

光と自由

宙組「群盗」観劇。
これまた予定してなかったんだけど、時間が出来たので日本青年館へ。まさか宝塚を観に青年館に行っているなんて10年前の自分は考えもしなかったことでしょう。駅の周りも工事中で大分雰囲気も変わっていて、しみじみしながら歩いていた。

そして「群盗」良かった!!!
宙組の男役は長身の方が多いんだね。シュッとしてた。170センチ超えると違う。素敵だった。若手が多いと聞いて、月組OTTの雰囲気でフレッシュ!!!なミュージカルを想像していたら、芝居要素強くて、宝塚を観に来たというより舞台を観てるという気持ちになった。作品の色もあるのだろうけど。芝居が好きなので万々歳。歌の印象より芝居の印象が強い。しかし青年館は相変わらず音響が悪いね。「異常に歌が上手い」人すら普通の上手さにしか聞こえない謎構造と見切りをつけているので、ここでお歌の上手い下手は判断しないようにしている。群盗メンバーの役名が難しくて、一向に覚えられなかったのが悔やまれる。噛みそうな名前の人しかいない…!と思ってたら終わってしまった。

演出に明るくないけれど、試行錯誤されてるんだろうなというのは伝わった。アニソンみたいなオープニングを、封建制度への抵抗と青春というテーマに上手く溶け込ませつつ、メッセージ性や伏線の印象付けも嫌味じゃない。唯一、2幕の急いて雑にまとめました感は気になるところだったけれど、自分の中での全体評価は上々。2幕の急展開がなぜか水戸黄門のクライマックスと重なって、水戸黄門感と思いながら観てしまった。勧善懲悪じゃないのに。
 
ちなみに結婚式が大体上手くいかない、のは宝塚あるあるで良いのかしら?アマーリアのクライマックスの言動は、唐突すぎて理解しがたいけど、一途なのに相手に押し付けない、でも自分の意思があるというのは好感度高い。カールとアマーリアのカップルの親戚のおばさんAの気分であった。