Romanticism

バンギャと若手俳優追っかけと二足のわらじ

2017年に観た映画

標題通り、今年観た映画作品。

日本公開前に観たものもあるのでタイトルは現題で。タイトルの前の記号は観た直後の全体印象。

◎ 面白かった、また観たい
◯ 作品としては面白かった、満足
△ まあこんな感じかあ
× 観ると決めた自分を後悔

合計: 12本(昨年比 -16本)
君の名は。 2016
◯The Grand Budapest Hotel 2014
◯Almost Famous 2000
△Breakfast at Tiffany's 1961
◯500 days of Summer 2009
◯LION 2016
海賊とよばれた男 2016
△La La Land 2016
◎TABLE19 2016
帝一の國 2017
△SNATCHED 2017
◎Hidden Figures 2016

今年というより、正確には上半期に前職の海外出張中に往復の飛行機で観た作品の一覧。俳優某くんの完成試写会しか映画館や劇場で映画を観ることがないので。加えて引っ越先がDVDレンタルには面倒な場所だったので、機内上映での比較的新しい作品ばかり。古い作品を見るのも好きだから、そろそろ復活させたい。

自分の中で語るべき作品だけコメント付け加え。

  • Almost Famous 2000

m.imdb.com

この映画はgroupieのSapphireのこの一言に尽きる。

m.youtube.comサファイアわかる、超分かる。と思っていたら、同じ部分を引用されている方がすでにいらっしゃった。記事の引用貼り付け失礼いたします。

mistake98.hatenablog.com

あるバンドの音楽が聴き続けたい一心で、勝手かもしれないけど自分が傷ついたりもする。ぐちゃぐちゃになって自分自身の行動も矛盾したりする。ただ唯一の救いは時が経てば、ネタに出来るメンタルも持ち合わせていること。
例えば、内紛でメンバーが失踪してしまったり(これは複数ある好きな盤の中で、同じ盤で数年越しに数回、違う盤でも通っている間に何度か発生している)、メジャー直前で警察のお世話になったり(その後曲調も迷走したからこれは本当にばか!)、社会的な性別が変わっていって解散したり(これは対盤で足繁く通っていた盤なのでダメージなし。そして年末への伏線)、抜けたメンバーで復活して2代目メンバーがいなかったかのように扱われていたり(どちらの時期も通ったからこれは未だに悶々期間中)。*1
話が逸れたけど、追っかけの気持ちを代弁してくれる台詞のある映画。

 

  • LION 2016

m.imdb.com

インドがテーマだけど、オーストラリア制作の作品だから踊らない映画。個人的には踊るインド映画も好き。Google Earthを使った実話ベース。自分自身のルーツを探っているのになかなか分からないという状況の中で、家族や恋人にルーツを探したいという気持ちを打ち明けられず、関係がギクシャクしたりという部分では、こちらの身が引きちぎられそうになる。少年サルーがとにかくかわいいので余計に。
インドの広さと文化の違いの大きさも学べる。インドには学生時代に旅行で行ったけど、カルカッタには行ったことがなくて、ベンガル語は聞いたことがない。でも地域によって意思疎通すら難しいことのあるインド、やっぱり別世界。ちなみに今でも仕事でインドの方が出てくると、自分の語学力ではさっぱり彼らの英語が聞き取れない。大体話すの長い人が多いのと、発音が聴き慣れなくて難解。とりあえず作品としてとても感動出来るのでおすすめ。

 

www.teiichi.jp

面白かった。これまた国際線の中で自分が観終わった後に、斜め前のサラリーマンのおじさまが序盤を観てるのが見えて、「面白くないですか?最高ですよ、これ!」と絡みたくなるくらいには面白かった。
実は俳優某くんがお世話になっている作品なので(推し当てクイズの誰得ヒント〜!笑)、語るべきか悩むけど、そんな葛藤を抜きにして、作品として上手くまとめたなあという天晴れ感。映画としてとても良かった。会長選のイベント事とかすっ飛ばしていても、こんな風に2時間にまとめられるんだと。一般的に観やすく、そして作品ファンにも一定の配慮をというスタンスが分かりやすくて好印象。
すだくんのやり切りっぷりも良かったし、たけうちくんではなく役としての大鷹弾の圧倒的正義のヒーロー感の維持と、あと美美子可愛すぎません???エンディングの美々子ダンス、飛行機の気圧のせいも合間って、興奮で呼吸が苦しかった。
あとは映画では「帝一」が「会長」になっていたことかな!!!まさにこれ書くか悩んだんだけれど、これに感動した。映画本編のネタバレじゃない。キャストリスト要参照。そういうことするのかー、すき!となった。とりあえず見事に釣られる。

映画語りのはずが、最終的には好きな盤や俳優に関するヒントがふんだんに散らばった文章になってしまったので、もし答え合わせされる方はお題箱へ。

俳優某氏については、先月次の仕事がないとかぼやいたけど、12月になった途端、怒涛の仕事の情報解禁ラッシュがきて、3月までガツガツ働いてくれるみたいなので、ハッピー!

*1:10数年前から今に至るまでのお化粧バンド界隈での実話

趣味における「好き」の共通点

推し事」の連携記事カテゴリーの幅を個人的に広げたので、脈略もなく好きなものに対してを語ってみる試み。

前置きにスターや引用記事ありがとうございます。辿ってこそこそと記事も拝見させていただいています。書いたときに力を入れた一文にスターが付くと「わかってくれるの嬉しい!ぜひ一度飲みませんか!!!」と思ったりする。心の中で。

さて本題。ジャンル違いの好きなもの、こと、ヒトに対して、自分の中にどんな基軸があるのか繋げたくなる。今回はとりあえずヒト。趣味的な観点でのヒトについては、全肯定より一貫して貶し愛属性なので、3つの「ない」があると個人的にはとても嬉しい。そこに愛は、ある。

トーク力が「ない」
②私服センスが「ない」
③アイドルばりのファンサービス精神が「ない」

これだけ見ると「好きなのを何で否定するの、きぃぃ!」と大分昔に言われたことを思い出すので、少し補足。当時は反論するのも面倒でしなかったけど、端的に言うなら、肯定だけが好きの表明じゃないと思っているから。好きだからこそ興味があるし、思考を続けたい。わたしの中で、好きの反対は嫌いではなくて、「無関心」なので。嫌いなものが、思考に入ってくるのがむしろ嫌だ。好きなヒトについては、その瞬間に完璧ではなくて、良くも悪くもどちらにも解釈の余地のあると良い。

①のトーク力は、話つまんないなーっていう子がちょっと話せるようになるのが楽しい。ポテンシャル採用。新卒採用と同じ。数年経ってからようやく人並みに話せるようになってきた某バンドマンや俳優某氏も、5年以上経ってやっと開花し始めた。25年やっても変わらずつまらないバンドマンもいるけどね!それでもつまらないから成長する感動を期待している。

②の私服は、それが理由で追っかける訳ではないけれど、結果として揃いも揃ってダサいか、良く言っても垢抜けない。だから最近はそうだとわかると逆にテンションが上がるようになってきた。仕事で専属ではないにしろスタイリストが付いたりするのに、そのセンス!どこに置いてきた???と思うことが多々ある。一番酷かったのは、10数年の時間差攻撃で紫色のスーツをプライベート関連で着ていたバンドマン2人。セレクトの意図がわからない。もういっそずっと変わらないでいて。まさに「君だけは大人にならないで」だよ。ただし、こんなことを言っている自分は服にこだわりがあるという矛盾。そこは同一化しない。したくない。

③ファンへのサービス精神。根本的に否定している訳ではない。そういう役者さんがいると安心するし、ファンの方は幸せだろうなと思っている。でも天邪鬼な我が身で考えると、飽きる理由がなくてちょっと息苦しそうかもと思ってしまう。俳優某氏は、昔、客席降りのとき、自分からは手を出さなくて、ハイタッチさせないという強者だった。だったというのは、去年舞台でわざわざ客席に入り込んできて個別ハイタッチを要求してきたので、思わずわたしが戸惑ったから。昔から公演やイベントではいつも目が合ってから目線を外したら負けというにらめっこのようになる。それでも反応欲しがっているファンがチラチラしていても、構ったりというのは今も滅多にないし、そういうスタンスが気に入ってるよ、某氏!

出張途中の新幹線移動で書こうと思ってたのに、乗る前の満員電車の中でほぼ書き上げた。今週は日帰り東北出張が2回。どちらも夕方帰るので、美味しいもの食べられないのが、心残り。

ツアーに通う理由

某バンドのアルバムツアー関西2daysがとても、とてもとても良かった。
10数年このバンドに通っていて、行った数十本のワンマンの中でも、上位に入る良さ。特に2日目。1日目もボーカルの調子は悪くないと思ったけど、2日目は会場の音響がズバ抜けていて、ボーカルも前日より絶好調、楽器隊もそれを受けて楽しくて仕方ないという感じだった。

わたしはボーカルのファンじゃないけれど、このバンドに関してはここ数年ボーカルに色々あって、ライブでは少なからずまずそこを気にするようになってしまっている。でもこの2日間は、そんな心配いらなかった。声は絶好調なのに、冒頭の煽りで都市名間違えたり、珍しく曲入りミスったり、逆に調子乗るくらいにテンション高いなと。最後にそれらの失態に対して、ファンに全力で許しを請うのも面白かった。

あと2daysといっても違う都市開催だったのも、気分が変わって素晴らしい。つい1ヶ月前まで関西に住んでいたので、遠征で来たという気がしなかったけれども、大阪、神戸、京都の3都市で、飲んで遊んで飲んでと盛りだくさん、かつとても充実の2泊3日だった。

アルバムツアーにまともな回数通う、ということ自体がかなり久しぶりで、何を求めて通うのか、ということを改めて考えてみたりもした。
ひとつは、日替り曲を聞くに行くため。これまでのツアーでも本編固定、アンコール日替りのパターンが多いので、必死だった頃の曲をやらないかなというほんの少しの期待を込めて。今回は本編にも1曲だけ昔のアルバム曲が入っていて、それを聞きに行っているのももちろんある。でも基本的に過度な期待は裏切られるので、ほんの少しだけ。

ふたつめは、新しいアルバム自体を受容していくため。最近は音源を買っても、聴きこみが甘いから、ライブでのイメージを固めてアルバムの印象を作る。最初は印象に残らないアルバムだなと思うことがあっても、ライブに何度か行くと結果絆される。ツアー中の自分の思い出と一体になるから。個人的な感情と混ぜこぜになって受け入れられるようになる。そして数年後に突然その曲を演奏されると、みているのはその瞬間のステージじゃなくて、過去のあの頃。はあ、年をとったものだ。

とにかく変わらず好きでいられて良かったと。そんなことを思いながら、今週またこのバンドのために新幹線に揺られる。

次の仕事がない、のついでに

お題箱設置しました。リンクは下の方へ。

そしてタイトル通り、俳優某氏の次の仕事が、ない。
正確には11月は地方公演があって、撮り終えていて来年公開予定の映像作品が2本あったり、毎月ネット配信番組があったりするけど、そうじゃなくてさ〜!!!舞台を待っている。わたしは舞台を待っている。舞台を。舞台を!

ほぼ休みなく次の舞台というのは、ここ5年くらいはあまりなくなったけれど、そもそも次の舞台や仕事が決まっていないという状況自体も結構珍しいことなので、個人的にはそわそわ。首都圏で気軽に追える距離に戻ってきたから余計に。だからといって、思い馳せながら大人しく過去出演作品のDVDを観たりするかというと、そうではなくて。まあ、本能の赴くままにライブへ行くだけなんですけど。ばんぎゃる万歳。今週末から11月は緩々と4本ほど。

バンドで思い出した。これは本当に偶然だけれど、その俳優某氏と、10年以上好きでライブにも行くあるバンドが同じだったりする。どちらも世代じゃないのに(同い年なので、当たり前といえば当たり前)、彼が俳優デビュー当時から言っていた好きな言葉が、知ってる歌詞と酷似していたので、これは偶然ではないと思っていたりした。最近は全然触れないけど、デビュー2、3年後からインタビューでも何度か、そして数年前の公開生放送では、突然一人でそのバンド語りをし始めて本当に驚いた。むしろ彼が自分の好きな曲名をホワイトボードに目の前で書き出し瞬間には、心臓が止まるかと思った。自分のファンに伝わると思ったのかな?!多分当時のファンの10パーセント未満だと思うよ???(今ならもっといないと思う)

更に、ずっとパート違いが好きだと言っていたから安心しきっていたら、その公開生放送の数年後、まさかのわたしの好きなメンバーと知り合いになっていたよね。一体どこの狙いギャかと。好きなバンドマンが、ある日突然出演舞台を観に来ていたこともあるし、俳優某氏が関係者として箱に入っていたこともあったようなので、それ以来、箱で俳優某氏には会いませんようにという一心である。そのバンドマンを観に行くときは、気持ちが完全にライブモードなので。それにしても嗚呼、世間は狭い。

話はズレたけれども、若手俳優界隈の皆さんは、突然の推し俳優の冬眠期間をどうやってやり過ごしているんだろう。わたしは、ライブで「やることないしとりあえずどこかの箱に行こう」のノリで暇つぶしできてしまったりする。それでもやっぱり人様の好きなモノ、コト、ヒトが新たに知りたい。ので、流行りに乗っかって、こそっとお題箱を設置してみた。需要があるのかわからないけれども、よろしければご自由にどうぞ。

まいこへのお題箱

ブログ内では、いくら読み手の方がピンときていても、自分から応援してる俳優さんの名前を出さないでいこうと思ってるので、そのポリシーを崩さず、いただいたテーマなら隠さずに語れるって願ったりかなったり。積極的なダイマを期待している。

コラージュ観劇の都合のよさ

先週の宣言通り前楽を観てきた。
終わってから6時間飲んでいたから、一体何をしに行ったんだか。でも好き放題言いながら飲むお酒って最高じゃん!!!(某ミュージカルの最低なオマージュ。テンションの振り切れを表しているのであって、決して馬鹿にはしてない。あれはわたしの原点)

アリーナ前列(5列目以内)センターで、観たくないものは排除して好きなものだけ観るようにしていたから、この前よりかなり楽しめた。千秋楽直前に演者同士が炎上した話とか、それを別の演者がSNSでいいねしちゃった話とか、上演中に左隣と真後ろからタイミングの悪い笑いや話し声がしていたり、特定の演者に対する演技面での文句だったり、一つひとつをわーわー言っても仕方ないからそれはいいや。ただもし次も出るなら、何人かは本気で滑舌をどうにかしてよね。役者なんだからそこは妥協しないでくれ。

2回目の観劇でようやく今回の自分のモヤモヤ感の原因もわかった気がした。脚本が薄っぺらい。毎公演、心に響く台詞というか、感情を推し量ってこみ上げるものがいくつかあった。でも今回に関して言えば、記憶に残った台詞がほとんどない。今までが完璧だったかといえば、多分そうではないと思う。でも単純に質が下がったなと。

とはいえ、総合的に考えれば、やっぱり音楽やフォーメーションは嫌いになれないし、自分なりに「上手く」観る方法を見つけたから、それでやりくり。今回の作品での目当てに(することに)した演者も若干燃えやすそうだけれど、動きに目を奪われるから、良かった。気付くと視線がそこにあるのが悔しい一方で安心した。各チームでなるべくそういう演者を見るようにして、いそいそと楽しむというなんとも不思議な観劇をしていた。切貼りのようにしていたから標題をコラージュとしてみた。

業界との邂逅

仕事で某有名劇団の方々と交流する機会があった話。
部署の企画行事で、異業種交流会。異業種交流会といってももちろん巷でやっているものではなく、業務改善のために企業同士の強みを聞きつつ、ワークショップしましょう的なお堅いもの。劇団の方(演者以外の営業、企画、技術等々の方)にとっても異例の対応らしく、貴重なお話を聞けて良かった。

エンターテイメント業界の現状と課題という部分で、その劇団の経営幹部の方の口から「2.5次元ミュージカル」という単語が出てきたときは、心の中でひたすらガタガタしていた。作品か俳優か。これに関しては、制作側のつくり込み具合や予算次第の部分もあると思うけど、消費者として現状思いっきり特定俳優至上主義で申し訳ない。
あと、たまたま自分の好きな作家の言葉を引用をされていて「演劇は文学の立体化」という表現を紹介いただいたのは、非常に印象的だった。演劇の文学性。今まで狭義の定義で「文学」という言葉を捉えていたから、言語表現による芸術という観点で考えたことがなかった。芸術性とエンタメ性のどちらに重点を置くかという目標が、作品重視か俳優重視かという手段にも繋がるのかな、なんて。

日本の演劇は「内需型」というのも面白かった。確かに日本の演劇作品が50年以上海外で上映されているって聞いたことがない。逆はあるけれども。サウンドオブミュージックとか。最近は2.5の海外公演も増えてきている印象だけれど、海外へのライセンス契約ではなくて、単発でこちらから公演しに行っているから、構造は違えど、限りなくインバウンド需要の取り込みと似ていていると思う。観客が多少なりとも日本に関心があるが前提という点で。いつまでもガラパゴス路線。

行事参加にあたって観劇出来ないと知って、がっかりしていたけど、同じワークショップチームにいた劇団の営業、企画の方との雑談も刺激があって良かった。ものの捉え方が現実的なモノをつくる製造業の自分たちと違って、ないものをつくる仕事ってすごいな。ただわたしはクリエイティブな才能がないから、これからも「エンターテイメントはお金で買うもの」主義に徹する!

コンテンツの長期化と葛藤

台風を恐れながら、某球技漫画の夜公演の観劇へ。隠そうとしても隠れないかなと思ったので、上記のような書き方にしている。運休遅延が多くて、最弱と名高い某私鉄利用でもほぼ定刻通りで無事に帰って来られた。見くびってたよ、申し訳ない!

この作品に応援してる某俳優くんは出ていないけど、初演からずーっと複数観劇している。きっかけは、とある役にその「推し」がキャスティングされないかなと、願っていたから。出ていないと述べている通り、残念ながらキャスティングされなかったけれども。結果的に言えば、身長もわりと原作になぞらえていたから、配役された方と10センチの差があった。勝手に期待して、これも申し訳ない。それはともかく、原作も読んでいたから初演を観に行って、舞台でこういう表現方法もあるのかと学べて面白かった。心動かされるような音楽も良い。動きの美しさに目を奪われる役者さんもいて。2年間通ってきた。

その新作。今日がとても怖かった。前作から間髪入れずに一部だけキャスト変更があったから。今まで取り入れていなかった女性キャストを登用し始めたから。前作が役者たちを酷使するような演出の3幕構成だったから。理由は色々ある。ただ、一番は自分がこれから足を運び続けるか、ここで決まると思ったから。観て来た感想は、モヤモヤして特定の部分は消化出来ないと思った反面、新たに引き込まれるところや、初演から好きで今も変わっていないところもあって、多少文句を言いながらも、これからも通うんだろうなというのが正直なところ。作品全体で考えれば、多少映像演出に頼りすぎなところもあったけど、フォーメーションダンスもそれぞれ上手く出来ていて良かったと思う。背の高い青年たちがアクロバットしたり身体動かしたらやっぱりとても見栄えが良い。

ここでようやく本題。あるコンテンツを長期化するにあたって、「変化」が不可避なことは分かっている。それでも、自分の中では全然消化しきれない気持ちと、今まで通り乗っかり続けたいという気持ちで勝手に葛藤してる。仔細は違えどこれまでに何度も同じような経験もしてきて、受け入れず「拒絶する」方が、圧倒的に楽というのもわかってる。ただ、それでもどこか縋っていたいという気持ちもあって、受容しようとすることもある。そもそも苦しくてモヤモヤするなら行かなきゃ良いのにね笑 分かってるのになかなか踏ん切りがつかない。思考を止めて拒絶するか、妥協点を見出して新しいものを受容していくか。自分の人生なら、現状維持か変化かという2択が多いのに、コンテンツに関しては、自分があくまで消費者だから、拒絶か、現状維持のために変化を受け入れるかになってどうも難しい。

この作品については、来週前楽にも行くので、また思うところは変わるかもしれない。全面肯定になっていたら流石に自分を笑う。