Romanticism

バンギャと若手俳優追っかけと二足のわらじ

2018年趣味振り返り

例のごとく早めに仕事納めしたので、これから南国へ。日本寒いんだもの。

今年の年末年始は18連休。半分海外、半分国内の予定。来週も出社するらしい他部署にはうちの組織は「外国だね」と言われるけど、普段有給使いにくいかつ、そもそもグローバル組織だから仕方ない。

そしてさくっと今年の振り返り!これのupdate版。

 総括

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合計: 34本
内訳: 舞台10作品17公演、ライブ13本、イベント4本

基本情報

20代会社員 首都圏在住
土日観劇参戦ばかり。
平日はかなり計画的に、ここぞというときだけ。
コアタイムなしのフレックス勤務なので、どうにかすれば時間に融通効くけど、出張が突然決まったり、時間の遅い海外との打合せもあったりで、平日は余程のことがない限り趣味に費やせない
 

分析

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金額としては年間合計36万。去年と比べると6割程度。
やっぱり地方から通ってたときの新幹線代が大きいなあ。首都圏戻ってきて本当に良かった。今年は出張で西へ東へ飛び回っていた割に、趣味では全然遠征しなかった。しかもその出張ついでに遠征を組み込んだりしてたから、実質長距離移動の交通費がかかっていないというのもある。
あと、下期に俳優某くんが全然、全っ然!仕事がなくて、ふらっと箱に飲みに行ったりもした。都内の箱でライブ観てライブ前後に飲むくらいなら、舞台より大分安くあがる。感覚的には全然使ってない印象なのに、貯蓄があまり増えない理由は考えないようにしたい。(間違いなく服装品、固定費に等しい美容関連費用と、度重なるハイシーズンの海外旅行のせい)
 

所感

今年は大好きな作品の再演だったり、高校時代から追っかけてる盤の数年ぶりツアーに行ったり、新しいジャンルに足突っ込みかけたり、充実した年だったなあと。満足度>総額の印象が強い。
俳優某くん関連の作品については、個別に感想書いてるから割愛するとして、観劇関連だと閉館が発表された神戸の某劇場にも某彼の演出作品で見納め出来て良かった。かなり好きな地方の小屋だったから、残念。あそこの椅子が好き。どうやら一応劇場としては続ける方針があるとのことらしいので、再開館に期待。
バンド関係では、ツアー参戦した盤より少し短い年月追いかけてた盤が解散したりもしたけど、寂しさより時代の波に乗れないとこうなるのかと実感させられた。個人的には懐かしいノリのままでとても楽しかったんだけど、ね。実力差があるにせよ、同じように活動再開して、自分たちがやりたいことやりながらも着実に新しいファンつけてる盤もいたりで、長く同じジャンルみてるって面白いなと。もちろんファンとしてはどちらも当事者なんだけど、動員が付くかどうか客観的に見るのが楽しくてギャを辞められないのもある。
そして今年は数年ぶりにも関わらず突然遠征に誘って来てくれたギャの友人にも感謝!そこから会う頻度が上がって、一緒に観た新しいネタ盤にもハマれたし、新しいジャンルも同じテンションで足突っ込めそうだから楽しかったし、これからも楽しみ。
年明けからは手元に9枚チケットがあって、2019年も前半は好調の見込み。そして、まずは全組観たい歌劇関連もそこそこ注力してチケット確保しにいこうかなと思ってる。過去にないくらいチケ取りが大変で驚いてる。いつもいかにチケ発で楽しているか身にしみた。
年初めは俳優某くんのお仕事。
 
というか、これまとめてて気付いたけど、俳優某くんのお仕事見るようになって10年経ってい、る???時が経つのは早くて嫌になっちゃうね。10年から先はもう5年前がついこの間のように感じるから怖いんだ。ということでどうも締まらないけれど、良いお年を!

対盤と記憶の手繰り寄せ

対盤行ってきた。8バンド中5バンド見て帰ったものの、とても満足。
去年秋に結成したての若い若い某キラキラ盤目当てに行ってきたんだけど、同じ対盤で某ボーカルがまさかのソロを始動しててびっくりした。

曲調聞いててこう懐かしさというか、昔のラルク味というか(オブラートの包み方に問題がある)を感じて「んんん~???」ってなってたら、ちょうど10年前に前盤始動してすぐ対盤で友人と「やばい、うける!!!物販行ってあの光るリング買ってこよ!」ってなった麺だった。相変わらずピンポイントな楽曲で圧倒してくる感じ。あと見た目でも変わらない。40前後なのに。

10数年間この界隈にいると、対盤でなんか見たことある気がすると思った麺について終わってから調べると、大体1つか酷いときは3つくらい前の盤を見てたりする。今日も何人かいた。興味なかった麺でもなんとなーく気付くから後でびっくり。200盤以上見てるから当然なんだろうけど。興味なくても覚えてたりするんだなと。

やっぱり対盤好き。ワンマンも行く盤については対盤だと、暴れ曲目当てじゃないと燃焼具合に若干の物足りなさを感じることもあるけど、ただ純粋に箱の空気を感じたくて、学生の頃から日にちだけ決めてふと対盤に行ったりもする。

例えば7バンド出るんだったら、チケ確保の段階で1つか2つは対盤で見たいなと思うバンドで、そこに楽しかったなーって思えるバンドが1つか2つあれば、元取れたと思うタチなので。チケ代が3,500円だったら、1バンド当たり1コインで、2バンドの価値が1,000円以上に感じたら、個人的にはその日の目標達成。ほら、だって5曲入りのミニアルバムなの価値を感じたらお釣りがくるじゃん。むしろその2バンド分でかなり満足して、目当てが残ってなければ、半分見たら帰る。あとはその箱自体が好きな場合が多いから、その1コインを肴にガンガンお酒を煽って、お金を落として行く。物販じゃなくて箱に。

あと、界隈の集客がある程度落ち着いてきてしまったのもあって、フリもここ最近はあんまり変わらないよね。手扇子がキレのある感じになったのと、両手で手首くるって返すの(ハート飛ばさないやつ)を入れ込むようになったくらい。ギターソロがキラキラじゃなくなったのを超える衝撃はない。麺が作って動画あげてるのじゃなくて、ギャが付けたガチガチの細かいフリのある盤が見たい。こっち戻ってきて高校時代からのギャの友人にも再会したりしてるから、新しいマイナー探りも再開しようかなと思うついこの頃。

翼はいらない

某盤の記念日ワンマンに行ってきた。
キャパに合ったセトリで楽しめた。数年間休止していたのもあって、私の知ってる頃のお化粧バンド界隈を瞬間冷凍したようなライブをする安心感。もちろん編成が変わった時のことをなかったかのようにしていることに対しては、なんだかなあと思うし、むしろあの頃逃げ出したのはあなたでは、とも言いたくなったりもするけど。過去は戻らないので。自分も含め周りのギャさんも正直そんなに若くなくて、10年以上前の曲がかかると何も考えずにフリが出来るあの感じ。ボーカルの煽り方とか背ダイとか。観ててこれこれって思う。最近、所謂調教系ボーカルってあんまり見ないから懐しかった。

バンドの良いところは昔の曲の演奏で、過去が「再生」されること。曲調が変わったり、あまりセトリに組み込まれなくなったりすることもあるけど、そのたまにを求めるからこそ、バンドから上がれなくなるし(この固執よって地獄のような時期を過ごすこともある)、その瞬間は昔を思い出してる。動員は絶頂期の1/4くらいになってるけど、ギャの熱量は変わらないなと。色々変わったはずなのにね。昔に戻った気がした。麺に「10数年前って…君たち大半は小学生でしょ?」と配慮されたのには笑った。うん、そうだね、小学生ということにしよう(真顔)

失礼だけど、行けない上になんてもう目指さなくていいから、変わらず楽しませてね。

徳を積んだ(と思ってる)話

今日は対盤へ。移動する直前に発券したら整番が1桁台だったので、焦って箱へ。4桁入る箱で無駄にチケ運を発揮した。ただ最前交渉対応が面倒で、全体仕切りしてる子と話して最前枠譲ってそそくさと3柵へ。徳その1。
結果的には3柵でも交渉がすごくて管理する羽目に。同じ盤を追っかけてないであろうギャと判断して声かけてくるからか、そもそも自分の目当ての盤の人気の問題なのか、かなり交渉多かった。結局きちんと対応してた。徳その2。
転換中、飛んできてた他盤麺のピックを見つけて、その盤の時に柵を譲った子に譲ってあげた。徳その3。昔は共演のバンドのピックが飛んでくると得意の瞬発力で避けていた。価値があると思う子の手元に渡れば良いと思うよ。
とりあえず勝手に清々しい気持ちになっている。ライブでも舞台でも良いけど、今年も良いことありますように!

あと最近よく見る活休麺の復活時の自虐の定番。突然の年齢暴露。なんだろうね、あれ。
年末のセッション対盤もそうだったけど、復活ボーカルが大体言う。今日も目当ての盤のボーカルが「今日共演のバンドさんとは活動していた時期が違ったので」と。自虐にとどまるならともかく、そう言われると、その時期から応援していたこちらも気にしなくちゃいけないから、しょげる。確かに駅から箱への道で行き先が同じであろうギャを見かける度に、「あれ???今日他盤、若いギャばっかじゃない?」と思った感は当たっていたけど、未来志向にさせてくれ、バンドマンよ。未来志向。

そんな中でも目当ての下手麺は美しかった。10年経っても化粧のノリとか変わらないから、なんかもうそういう妖怪みたいだなと思っている。全力で褒めてる。結構な厚底のロングブーツを履いてて、細かった。
比較的最近の曲のみで対盤なのに大人しいセトリだったけど、衣装とか諸々踏まえて安定感があってほっとした。ここはゆるゆる通ってるから、次はどこで行こうかな。

ツアーに通う理由

某バンドのアルバムツアー関西2daysがとても、とてもとても良かった。
10数年このバンドに通っていて、行った数十本のワンマンの中でも、上位に入る良さ。特に2日目。1日目もボーカルの調子は悪くないと思ったけど、2日目は会場の音響がズバ抜けていて、ボーカルも前日より絶好調、楽器隊もそれを受けて楽しくて仕方ないという感じだった。

わたしはボーカルのファンじゃないけれど、このバンドに関してはここ数年ボーカルに色々あって、ライブでは少なからずまずそこを気にするようになってしまっている。でもこの2日間は、そんな心配いらなかった。声は絶好調なのに、冒頭の煽りで都市名間違えたり、珍しく曲入りミスったり、逆に調子乗るくらいにテンション高いなと。最後にそれらの失態に対して、ファンに全力で許しを請うのも面白かった。

あと2daysといっても違う都市開催だったのも、気分が変わって素晴らしい。つい1ヶ月前まで関西に住んでいたので、遠征で来たという気がしなかったけれども、大阪、神戸、京都の3都市で、飲んで遊んで飲んでと盛りだくさん、かつとても充実の2泊3日だった。

アルバムツアーにまともな回数通う、ということ自体がかなり久しぶりで、何を求めて通うのか、ということを改めて考えてみたりもした。
ひとつは、日替り曲を聞くに行くため。これまでのツアーでも本編固定、アンコール日替りのパターンが多いので、必死だった頃の曲をやらないかなというほんの少しの期待を込めて。今回は本編にも1曲だけ昔のアルバム曲が入っていて、それを聞きに行っているのももちろんある。でも基本的に過度な期待は裏切られるので、ほんの少しだけ。

ふたつめは、新しいアルバム自体を受容していくため。最近は音源を買っても、聴きこみが甘いから、ライブでのイメージを固めてアルバムの印象を作る。最初は印象に残らないアルバムだなと思うことがあっても、ライブに何度か行くと結果絆される。ツアー中の自分の思い出と一体になるから。個人的な感情と混ぜこぜになって受け入れられるようになる。そして数年後に突然その曲を演奏されると、みているのはその瞬間のステージじゃなくて、過去のあの頃。はあ、年をとったものだ。

とにかく変わらず好きでいられて良かったと。そんなことを思いながら、今週またこのバンドのために新幹線に揺られる。

演じることと自己表現

テレビ自体そんなに見ないので、このブログを番組レビューにするつもりはないけれど、これもなかなか良かった。飲みながら見たら、割と何でも楽しいのも事実。働き始めて以降、1人暮らしをしていても、実家同様に朝のニュース含めてNHK稼働率は高い。そして、金曜のこの時間にテレビを見てるのは、転職のおかげと言わざる得ない。前職なら早くても20時から飲みに行ってた。最終的に朝3時まで。サラリーマンしてた。
 
つい話が逸れたけれども、平成に入ってから歌手が「アーティスト」になった、というコメントがとても面白かった。アーティストは自己表現、内面を表現をしようとしていて、歌手は歌詞を演じる「俳優」だと。
 
こう長くバンギャで、俳優好きをやってると、「そう、求めてるのはあくまで演じているところ!!!」となる。舞台やバンド内での設定を、その人がどう演じるかを見たいがために、わたしは追っかけることをやめられない。演じてる姿が好きなんだ。
 
平成生まれなのに、冒頭の番組のように昭和の歌謡曲に明るい訳でもないけれど、2005年以降の流行りのJ-POPや日本の音楽はもっと知らないし、正直興味がない。その頃からヴィジュアル系というジャンルにハマってしまったのもあるけれども、歌詞に対して「うるせぇな、黙れ」と思うことが多くなってしまったから。
 
特にわたしが嫌いな最近の日本の音楽は2種類。
 
  1. メッセージソング現状肯定系、「ありのままの君で良い」とか、恋愛楽しい系も含む。歌詞が詩ではなくポエム。
  2. 頂点目指す系ソング: 歌い手の感情曝け出し、意識高い系とか反抗期系。頼んでいないのに勝手に連れて行かれる。
どちらも「自分の世界観にこちらを巻き込むな」と。詩を書け、詩を。
ポエムや反抗期の日記はいらない。後者について言えば、わざわざ言うなと。反抗期の中学生みたいな歌詞が嫌という訳ではなくて(流石にギャなのでそこは否定しない、というか出来ない)、歌でネチネチ言わないで黙って実行すれば良い、と思ってしまう。あくまでどう描くかが見たい。感情を共有するためじゃなくて、叙情を共有したいだけ。
 
最近思うのが、そんなに与えられたものをそのまま共有、共感しないと駄目かなと。そこから違う絵を描けても良いんじゃない?余韻が少ないのかな。俳優界隈だと原作ファンと俳優ファンが云々というのと見かけたりする。でもそれって根本的に違うよねと思ってしまう。違う媒体で表現しようとした時点で「どちらでもない」んだから、「こういう解釈もあるのか/この俳優はこう演じようとしたのか」で良いのでは。そこであえて議論するその熱意がむしろすごい。
 
自分の趣味に絡めてみたけど、結局は色んな解釈が出来る余韻や間のあるものが好きだという話。虚構は自由に遊べるのままが良い。

お洋服の話

お洋服、大大大好きです。
ここと決めたら結構な額注ぎ込むので、ブランドの店員さんと仲良くなって、特定の店員さんの顧客になるパターン。新作発表会の招待とか顧客対象のシークレットセールのお世話になってる。通常セール期間って何?っていうくらいにはアパレル好き。

ただ20代後半になって、洋服難民状態が続いているから、洋服遍歴でいこうかな。好きな(好きだった)ブランドはこちら。ライブや観劇時も大体こんな感じ。

sunaokuwahara/スナオクワハラ

A-net時代の。ここで狂った金銭感覚が固まった。今でもちょくちょく着る。ボトムスのデザインが特に好きで、ここの服しか着ていない時期もあった。顔なじみの店員さんが路面店に異動されてからも地方から通わせていただいていた。独立されてからはお世話になっていないけど、直さんのこの言葉は今でも好き。

 

Paul Smith women

ワンピースが好き。こちらも店員さんにとてもお世話になった。紳士向けのイメージが強いからか同世代で着ている人が少なくて、少し年齢の高いマダムとしか被らないところが好きだった。場に合わせて着ると、きちんと見えるのでありがたい。トレンチについては、汚れるのが怖くてなかなか着られていないことが反省点。

 

Vivienne Westwood Red Label

こちらもスタッフさんありき。数ヶ月行かなくても2週間に一度はお手紙いただいていた。主張が強くて小物は受け付けないから、徹底的にお洋服のみ。ライブの時だけと思ってた時期もあったけど、最近は観劇でもお世話になってる。気付かれないし、いわゆるという攻撃的なのは着ないので。持ってる服数は多いけど、Tシャツ以外は友人にもあまり気付かれたことないかもしれない。袖を通したことのないコートとかトップスがクローゼットに結構あるかも。でもやっぱりデザインに一癖あって良いよね。首都圏に戻ってきてどこの店舗のお世話になるか考え中。

 

UNITED TOKYO

転職して職場が服装ほぼ自由になったので、仕事着に。コンサバっぽい服装の時もあるけど、内勤OLの甘ったるい感じにはどう頑張ってもなれないので、無理なくモードっぽいこちらのお世話になることにしようと思ってる。価格帯もあんまり高くなくて適度なので良い感じ。買ったばかりのノーカラージャケットを活用するのがとても楽しみ。

 

他にも気の抜けた時用にBEAMSZARAのお世話になることもあるけど、基本的には普通に見えて個性のある服が好き。
未成年の時からコレクション発表のあるようなブランドばかり買っていて、価格面でかなり背伸びしてたのと、流行り廃りじゃなくて自分に合うものを買ってきたので、デザイン性で買い替えなきゃということはなく、今も着られるのも多い。むしろ学生時代が一番狂っていて、観劇の度に新しい服着て行ってたから、1、2回しか袖通してないブランド服がいっぱいあるんだな。週2、3回あるときもあったのに。完全にばかでしょ!でもこれがあるから目利き出来るようになったのも事実で、後悔はしていない。いや、したくない笑

こう考えると浪費すること自体が趣味であって、オタクというのは対象ではなくて気質なんだなと思う。