Romanticism

バンギャと若手俳優追っかけと二足のわらじ

近そうでまだ遠い

普段行かないような劇場で舞台を観てきた。
面白かった。俳優某くんの限らず、最近どうも観た後によくよく作品全体を振り返ると、「ううーん?」と思う印象の舞台が続いていて。手紙を書くにも全然頭の中がまとまらないし、無理に書くものでもないと思ってちょっとお休みしたり、観劇すること自体が修行みたいになっていたりもしたんだけど、今回は作品も本人の演技も楽しめた。部分的に「良かった」ところを挙げるのは、包括的に「良くなかった」ときによくやるんだけれど、「面白かった」は全体が良くないと使うのを憚られるので。

若手俳優同士のどんぐりの背比べじゃなくて、強みを生かしながら、多少なりとも若手として存在感を残せるような役でほっとした。色んなバックグラウンドのベテランたちが出演されている作品で、この面子なら流石に端役で仕方ないと思っていたんだけれど、ありがたいことにそんなことなかった。他の演者ファンの方(というかピンポイントでヅカ界隈からいらしてらっしゃるお姉様方)に「○○役、いかがでしたか?!」と客観的評価を聞きに絡んでみたくなるくらいには板の上にいた。得意分野を発揮しながら、周りの環境から新しいものを吸収出来そうでなんと羨ましい状況なんだと。

状況説明をテンポ良く長回ししてるの、本当に好き。幕間の客席絡みも面白かった。「好みの女性のタイプは?」と食い付いて絡んだ奥様は一瞬仕込みかと思ったよね笑 「あまりガツガツしない」女性だそうで。なかなかに良い切り返しである。昔は幕間に素麺売ってたのが、30前になって瓦版を売っているのには笑う。過去とクロスオーバーしながら観てたから、初めてのおつかいの気分。いつの間にか一人でちゃんと仕切れるようになって…。

そして今年はとにかく殺陣続き。役として殺陣のメインどころではないけど、突然煽ってた。作品全体として速い動きではなくて、ある程度のスピードで去なすのがメインの殺陣は新鮮だった。自分の学生時代の経験もあって、舞台作品でもつい速くて派手な動きに感動しがちだけれど、「魅せる」にも色んな間があるんだなあと。これで私が自分のフットワークと反射神経に頼るタイプだというのがバレてしまう笑 クラシックバレエも7,8年と結構な期間やってたけど、突き詰めるとリズム感に劣るタイプ。タメとか苦手。

長い作品だったけれども、ストーリーはシンプルなのに展開のテンポは安定していて、時代モノなのにSEのバリエーションが幅広くて、演者は多いのに個々の役が際立つ作品だった。あ、でもどうして標準語を指摘されないのかと思ってたら、最後に一応ネタばらしがあるんだけど、その設定が唐突で「だからかぁ」じゃなくて、「んんん??!」ってなった。

と、ここまで書いて今更だけど、これドラマでやってたよね???シリーズ通しては見てないけど、私が小学生の頃から大好きなあの女優がヒロインやってたよね?(調べた:そうだった)タイトルちょっと違って、副題見ても全然気付かなかった。あー、すっきり!
面白かったから、次の作品ではちゃんと手紙書けそうだ。無事に停滞期脱出!気合が入って、帰りに伊東屋でセットで売ってないレターセットも買ったし、次の舞台までの間に早く、仕事して!笑 ちなみにブログ記事のタイトルは言わずもがなどりかむさんからお借りした

まいこのお題箱

 

あとで書きたい話題(書いたら消す)

・地方箱ツアーで色々あった話(新幹線降りた瞬間DL帰りの子たちと新横浜で鉢合わせてBBAには眩しかった…鞭打ちで首が動かないだけ)

年齢と化粧品の話(↑の直前に地方都市で予定にもなくハイブランドの美容品を100K近く買った話とか近コスメブランドも年齢と合わせて落ち着いた話)

凱旋迎えたら 某球技舞台の話