Romanticism

バンギャと若手俳優追っかけと二足のわらじ

旅行と他ジャンル語り / けーぽっぷ

元旦ライブでのむち打ちが治らないまま韓国へ。初めての釜山。
年末年始休暇が2週間近くと長いので、日本から脱出せねばという一心で焦って航空券を取っていた。寒いの苦手なのに。そして寒空の下を歩き続けたせいなのか、滞在2日目にして喉が痛い。ただ今回はただひたすら美味しいものを食べるという予定しかない気ままな旅なので、元気にブログ更新。

韓国語会話はかなり忘れてるし、英語で通し切ろうかなと思ってた。ら、空港からの移動中に地下鉄の切符売り場で、早速地元のおじさんに話しかけられた。ブランクありのしどろもどろの韓国語でもちゃんと通じたらしい。ほっ。過去5回のソウル滞在中も連日道を聞かれたりしてたから、韓国人から見て韓国人に見えるみたい。化粧も韓国風じゃないのになぜ。そもそもうちの先祖は江戸時代から日本人なんだけどな笑

閑話休題。ホテルでは大半音楽番組を流しているので、今回は韓国の音楽エンタメについて書いてみる。といっても熱心なけいぽぺんの方にとっては、急に他ジャンルから足を突っ込むなとなると思う。実は6、7年ほど韓国の某アーティストも応援している(いた)。5年間は、FCにも入って、ライブに行っていたりして。時期的には韓流やK-POPが日本でかなり流行っていた時期だけれども、個人的にはK-POP全体にはそんなに夢中にならず、あくまでも特定のアーティストだけ好きだった。だからこんな見解も程度あるのかと優しくしてほしい。経緯含めて余談から。

私と韓国語

中の下の下レベル。上で韓国語会話を忘れてると書いたのは、学生時代に独学で読み書き習得+ソウルに短期で語学留学したから。もしかしたら今もそうかもしれないけど、大学付属の語学堂に通うのも、日本人が圧倒的に多くて、もはや「どこのグループが好き?」で自己紹介が済む時代だった。
社会人になってからもしばらく毎年数回は遊びに行っていた。といっても、その後韓国語を極めたわけではないので、今では観光客の割にとか、日本で韓国人旅行客がいると何となく助けられる程度。リスニングチェックでカフェとかで会話を盗み聞きしても、もはや連想ゲームのレベル。ただ移動手段としてローカルバスには気軽に乗る。
勉強し始めたきっかけは、もちろん好きなアーティストの情報収集のため。ハマっているときに、主力メンバーが更に割と人気のある韓国のバラエティやドラマに出演していた。その番組を観るのに日本語訳付きの動画アップが待ちきれなくなって、音声だけは無理でもせめてハングルが読めたら楽だなと。実際これで結構捗った。

贔屓のグループについて

某メンズグループ。踊らない。背が高くてスタイルが良い。一番背の低いメンバーが、身長180センチとサバ読んでいる、とネットを沸かせたことがある。実際は179センチ。それくらい公差の範囲でしょ笑 普段小さいバンドマンばかり見てるから、初めて見たときは真面目にびっくりした。
日韓両方で活動方針が違うのが面白かった。過去形。韓国では本国に合うようアイドル路線、日本では本人たちがやりたい音楽をしていた。途中で韓国のカムバック曲も事務所の代表ではなく、本人たち作曲になったので、事務所が認めた感があった。
日本での下積み時代。10代の頃、日本人マネージャーが付くものの、事務所所属で路地ライブとかかなり厳しい下積みをしていたらしい。日本で好きな食べ物として牛丼、牛丼言っていたのは、安かったから。泣ける。真偽は別として、売れるまで事務所が個人携帯の所持を禁止していたらしく、「携帯が欲しい、携帯が欲しい」とメンバーが繰り返し言っていた。
韓流ブームの落ち着いた今の日本でもメジャーとして活動しているけれど、平日ホール公演が多いので行けなくなった。それに伴って会場で見る日本のファン層は厳しい。学生かおばさんしかいない。それも40代とかがきゃぴきゃぴしてて辛い。ので、上がりかけ。
個人活動も活発になって、最近は中国ドラマ市場にも参入していたりする、らしい。ちゃんと情報が追えていないので伝聞調。そろそろ兵役の期限が近いはず。

韓国における音楽産業

プロフェッショナルの世界。プロジェクト産業という印象。つい最近も悲しいことがあったり、総じて本当に厳しい世界だなと。芸能に限らず激しい競争社会をもっと凝縮した感じ。上記の某グループの下積みももちろん事務所はすごいことをさせるなと思っていただけれど、血の滲むような下積み時代を耐え抜いて、なお苦しみながら輝いた世界にいる。全てではないけれども、乱立している質の低い日本のアイドルや燃える俳優たちに経験してみては?と思ったりする。事務所が圧倒的に強いのもあって売り込みにも戦略を感じる。ここ数年日本市場はコアファン以外はわりと落ち着いてしまっているので、最近はアジアで売る、が顕著な気がしている。興味の問題もあるけど、人数が多くて覚えられない。
音源発表に合わせてテレビ出演するカムバの時期は、3週間くらいずっと音楽番組やバラエティに集中的に出演する。ひたすら同じグループがテレビに出てる。リピートがすごいので応援してなくても同じ時期にカムバしてるグループの曲は覚えてしまう。旅行中でもこれはよくある。それ以外は本当に実在しているのかと思うくらいテレビに出ないので表向きはかなり静か。*1

韓国のペン(≒追っかけ)文化

これも面白くて遠巻きに見ていてなかなかに好きだった。ファンを韓国語でペンと発音する。一般的なファンももちろんペン。ただ根本的に感情表現が激しいお国柄のためか、追っかけもかなり激しい。カムバ時期は皆さん本当に忙しいよね。学校行ったり、働いたりできるのか本当に不思議。
叫ぶ。パフォーマンス中もとにかく掛け声を叫ぶ。テレビにも掛け声がばっちり。これがなかなか激しい。
カメラも結構寛容な文化(と言い切っていいかは不明)でファンカム(ここは何故ペンカムじゃないのかも不明)によって人気になったりするらしい。*2パフォーマンス中や空港私服とか。マスターと呼ばれる方々の写真は本当に素敵。ハリウッドのパパラッチさながら。

音楽産業に限らず色んな意味で激しい。
それが良くも悪くもとても面白い韓国文化かな。
「推すこと、応援すること」にジャンルの垣根はないね。

あと数日の釜山滞在も楽しむー!

*1:余談:この時期にお顔のメンテナンス(整形)するアイドルもいる。語学堂時代に友人から「ああ、顔の工事中だから彼はマスク必須」とクールに決められたときは震えた。工事中…!そしてファンの寛容さ。

*2:「ファンカム 2015年」 とかでヒットするはず。このグループを知らなかったけど、後日ファンカムに気付いてお礼するところまで含めてかわいい、超かわいい。